底値に近いところから買い始めよう
更新日:
トレンドフォロー株投資法では、上昇トレンドの時は「買い」、下降トレンドの時は「売り」という、トレンドに沿った売買を行う。
具体的には、株価が上昇中の銘柄を選び、上昇中に買い付けて、下落が始まったら売る。
「上がったら買い、下がったら売り」という、非常にシンプルな方法の株売買である。
このトレンドフォロー株投資法の利点は、「売りタイミング」と「ロスカットライン」が同じであり、売り時はチャートが決めてくれるというところだ。
株式投資で一番難しいのは、いつ買うかではなく、いつ売るかということで、売った後にさらに株価が上がると悔しいし、それでもう一度買い付けたら高値づかみになって、今度は大損するようなことも起こる。
しかしたとえ高値づかみしても、すぐに損切りすれば大損せずにすむわけだから、売り時を外さずにきちんと売れれば、問題ないわけである。
その点、トレンドフォロー式の株売買だと、下落トレンドを確認してから売るので、「まだ上がったのに」というような後悔はかなり減る。
ただしトレンドフォロー株投資法には、
- 高値づかみしやすい
- 利幅が取りにくい
- トレンドがハッキリしない銘柄には不向き
- ボックストレンドには工夫が必要
これを解決するには、できるだけ株価位置が低い、底値に近いところから上昇し始めた株を、丹念に探して買い付ける必要がある。
底値株の見つけ方
トレンドフォロー式株売買は、
- 高値をつかみやすい
- 利幅が取りにくい
株価が上がっているからと言って、やみくもに買い付ければ、高値づかみしやすいのももっともだ。
ただしトレンドフォロー株投資法では、株価のピーク(頂上)を外さずにすむので、底値ちかくから上昇してきた株を見つければ、リスクも小さいし、利幅も十分に取れるはず。
なので問題は底値株をどうやって見つけて、どういうタイミングで買いに入るのかということだ。
底値株は、証券会社のスクリーニング・ツールを使えば、候補銘柄がたくさん出てくる。
たとえば楽天証券の場合は「スーパースクリーナー」という、銘柄絞り込みツールがあるので、そこで候補を探せば良い。
【図解】底値株の見つけ方(楽天証券)
楽天証券のサイトにログインし「国内株式」>「株価検索」>「スーパースクリーナー」をクリック。
左側にある絞り込みメニュー、予算を打ち込む。
その下の「詳細検索項目」で「検索条件追加」をクリック 検索条件の選択画面が出てくるので、「過去52週安値からの上昇率(%)」をクリックして追加。
最小値を「0」、最大値を「20」位に設定。
もう一度「検索条件追加」をクリックして「平均売買代金(千円)」も追加。
100000か1000000くらいに設定する。
こうすると100前後の銘柄のリストが出るので、片っ端からチャートを開いて、底値から上昇し始めた銘柄を見つければ良い。