逆日歩がついた売り玉は、火曜日までに売り埋めないと大変

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信用取引で重要になるのが、日証金速報の貸借倍率だ。

 

貸借倍率(たいしゃくばいりつ)というのは、金を借りて買われている株数と、株を借りて売られている株数の比率だ。

 

カラ売りは、日証金から株を借りて、それを売る場合が多いので、カラ売りをする際には貸借倍率は、常に気にしておかねばならない。

 

というのも貸借倍率が悪化すると、貸株注意喚起や新規売り停止になって、さらに逆日歩(ぎゃくひぶ)もついてくるからだ。

 

逆日歩というのは、日証金からその銘柄を借りている人のほぼ全員に課される追加料金で、いわば「株返却の催促」のようなものだ。

 

これは制度信用で、その銘柄を現在売り建てしている人全員に課せられるので、昨日売り建てした人も、一昨日売り建てした人も、さらにそれ以前に売り建てている人にも、買い埋めしていない場合は追加料金(品貸し料)が発生する。

 

だいたい、株価の0.5%前後の逆日歩がつくことが多く、200円台の株価なら、逆日歩は1円くらいで、1日一株につき1円ずつ支払わねばならないことになる。

 

しかし逆日歩がついても貸株不足が解消されない場合、品貸し料に倍率が適用されて、逆日歩がさらに上がる。

 

倍率には2倍・4倍・8倍・10倍があって、倍率は状況に応じて適用されるが、「貸株注意喚起通知銘柄」の場合は、いきなり2倍からスタートする。

 

つまり200円台の株でも逆日歩が2円前後つくので、たとえば1,000株売り建てていれば、一日当たり2,000円ずつ費用がかさんでいくことになる。

 

これは実はかなりの費用増で、特に火曜日に売り建てを持ち越すと、水曜日に買い埋めしたとしても、受渡日が翌週の月曜日以降になるため、最低3日分の品貸し料が加算されてしまう。

 

さらに最高料率10倍適用になると、一株当たり10円の品貸し料になるので、株価が連続ストップ安にでもならない限り、儲けなんか出ないし大損だ。

 

逆日歩2円 日証金速報の例


逆日歩に買いなし、逆日歩に売りなし

逆日歩は、貸株用の株不足を解消するための仕組みであるため、不足銘柄の買い建ても促す。

 

売り建てしている人から集めた逆日歩は、制度信用で買い建てしている人に適時支払われる仕組みなのだ。

 

買い建てする人が増えれば、差し引きで株不足が解消するので、こういう仕組みになっていると言うことらしい。

 

最近は、証券会社自身が株を買う金を融通する、「一般信用」を使う投資家も増えてきたので、日証金の貸借倍率が悪くても、実はさほどバランスが悪くなっていないことも多いが。

 

なので貸株注意喚起が出た銘柄を探して、制度信用で買い建てして、逆日歩を受け取るという儲け方もあるかも知れない。

 

ただし一般信用で買い建てた場合は、逆日歩はもらえないから注意が必要だ。

 

話は多少はずれてしまったが、とにかく最高料率の適用は、逆日歩を2倍・4倍・8倍・10倍という風に、貸株費用を爆発的に増やすので、すぐに対策しないと行けない。

 

逆日歩がついた時点で、カラ売りを決裁するか、逆に制度信用で同株数以上を買い建ててヘッジすべきだろう。

 

そうすれば売り玉と買い玉を同数決裁することもできるし、株価が上がりきったところで買い建てを埋め、株価が下がって底になったところで売り玉を決裁すればいい。

 

ただし、これをやるには相場観が必要な難しい取引になる。

 

新興株の場合、逆日歩がつくような状態では、増し担保規制が同時にかかっていて、売買参加者が減って株価が下がることも多い。

 

なので逆日歩に数日耐えておれば、株価が下落して大損を避けられるケースもあるが、胃が痛い展開が何日も続くことになりそうだ。

 

一方、逆に右肩上がりで株価がジワジワ上がりそうならば、押し目で売りを思い切って損切りして、ドテン買いしたほうが良いかもしれない。

 

とにかく品貸し料の最高料率10倍適用なんてことになれば、カラ売りはあまりにも危険すぎるので、対策は急を要する。

 

どうしてもカラ売りを専門にやりたいのであれば、逆日歩かかからない一般信用で、売り建てできる証券会社もあるので、そこで勝負すべきだ。

 


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