プロの株式投資必勝法とは?
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株式投資の本などを読んでいると、たまに「打診買い」(だしんがい)と言う言葉が出てくる。
打診買いというのは「上がりそうだから、ちょっと買ってみる」と言う意味なんだけれど、そのあと「買い増し」になる。
ちょっと株を買ってみて、いけそうだと思ったらさらに株を買い増す。
そうして株数を増やしていって株価が下がりだしたら、高い値段で買った株から処分していく。
こういうのが投資のプロのやり方だという。
これを「ナンピン買い上がり」と言う。
ただしこういう買い方というのは、利益が出るまで何週間も何ヶ月もかかるし、個人投資家には、そんなに買い増すほど資金がないのが現状だ。
なので最初はこういう買い方はできない。
株売買を始めた当初は、とにかくすぐに利益を出したいので、デイトレードだとかスイングトレードなんて言う非常にスピーディーな売買法に目がいく。
そういう目で見ると、打診買いや買い増しという投資法は、「なんて遅れた投資法なんだろう」なんて思ったりもする。
ところが信用取引を始めて得意銘柄が見つかると、こういうやり方が俄然、輝き出す。
いろいろなやり方で投資をしてみた結果、こういうやり方が一番確実だなあと実感し出す。
というのも打診買いやナンピン買い上がりは、デイトレードでもできるしスイングトレードでもできるから、それをやり始めると、リスクが小さな取引法だとわかるからだ。
打診買いは、上がりだした株に興奮して、全額投資する愚を防げるし、うまくやれば保有銘柄リストの損益がプラスばかりになるので非常に気分が良いし。
株は、数単位あると売買しやすくなる
株で何度も大損を喰らったりすると、株って言うのは危ないと感じたらすぐに売らないといけないと痛感する。
だが一単位しか持っていない場合、なかなか売る決心が付かない。
だって「まだ上がる可能性もある」と思っているわけだから。
ところが3~4単位も持っていれば、半分だけ売ってしまおうとか、1単位だけ残して売ってしまおうという選択肢も生まれる。
これは心理的にかなり楽な決断なので、実行しやすい。
35万円くらいの保証金では、100万円くらいしか買建てできないが、15万円前後の銘柄なら、それでも9単位買うことができる。
そうすると3つの銘柄を最大3単位ずつ買ってみることもできるし、2つの銘柄を4~5単位買うこともできるから、何単位かは、ほったらかしておくことも可能になる。
底値あたりをウロウロしている株でも、1単位だけなら打診買いできる。
そこから底割れ・底抜けしても、1単位だけならさっさと売れば損失は小さい。
上がらなくても、他の8単位分の資金を動かせばいいので、株価が上がるまでじっと待つという事もできるだろう。
こうして信用取引を始めると、投資のプロのやっている
- 「打診買い」
- 「買い増し」
- 「利益の段階的確定」