トレンドフォロー株投資法で、利益を最大にするには?
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トレンドフォロー株投資法は、上昇トレンドの時は買って、下落トレンドの時は売るという、比較的わかりやすい投資法だ。
しかしトレンドフォロー株売買では、
- トレンドがハッキリしない株には不向き
- 高値づかみしやすい
- 利幅が小さくなる
トレンドフォロー株売買法は、トレンドを追いかけるやり方だから、気づいたときには既にトレンドの転換点が目前で、買った途端に下がり始めるということもよくあるのだ。
そしてもう一つは、上昇トレンドを確認するまで、買いに入らないというルールでは、利幅を小さくして儲からなくしてしまうことが多い。
そこで、安値から切り返したと見えるところで打診買いして、上昇トレンドを確認したら、さらに買い増しするという、いわゆる「ナンピン買い上がり」という方法をとる。
トレンドフォロー株投資法 売買の例
この銘柄の例だと、下落トレンドが収まり2連騰、あるいは陽線が2本並んだところで買いに入り、3日連続下落か陰線3本で売るというのが一番良さそう。
上昇トレンド中は、2日下落したあと3日目からまた上がり出すということはよくあるので、せめて3日くらいは様子を見る必要がある。
もちろん、損切りラインを下回ったら、当然売りってことだが。
中期投資で、資金を固定したままでも良いなら、5週間後の大陰線の後、売買代金が急減したところが売り時かな。
トレンドフォロー株投資法で、利益を最大にするなら、こういう感じになる。
底値
トレンドフォロー株売買で利益を最大化するには、できるだけ「株価位置」の低いところで買いに入る必要がある。
株価位置というのは、年初来高値を100、年初来安値を0としたときの、現在の株価の位置のことだ。
証券会社のスクリーニング・ツールに株価位置という項目がなければ、「過去52週最安値からの上昇率」か、「年初来安値からの上昇率」で代用すれば良い。
大事なのは「底値」のどれくらい上に位置するかということで、底値から近いところで買い付ければ、損切りリスクも小さくすることができるし、利益の幅も大きく取ることができる。
逆に底値から遠いところで買い付けると、高値づかみしやすく、大損しやすくなる。
つまり上昇トレンド中であっても、株価位置が高い場合は手を出すべきでないし、手を出すなら、撤退も早めに行わないといけない。
高い位置で買い付けた場合は、最高値から10%下がったら売りとか、20%下がったら売りとか、自分なりに納得いく損切りラインを引いて、それを割ったらすぐに売りと言う風にしておかないと、大事な投資資金を大きく減らすことになる。