トレンドフォロー株売買法とは?
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トレンドフォロー株投資法とは、日足チャートから買い時と売り時を決める方法だ。
トレンドフォローというのは、上昇トレンドで買い、下落トレンドで売るという方法なので、順張り=トレンドフォローだと思っている人も多い。
しかし上がっている株なら何でも買って良いかというと、一定の条件があり、一定のルールがあるし、安値切り上げを目安に買いに入る場合、押し目買いに近くなるため、完全な順張りとも言えない。
買うタイミングのルールは人によって異なるが、トレンドフォロー株売買法では、日足チャートを使って、上昇トレンドを確認してから買いに入るのだ。
たとえば、
- 現在の株価が直近の高値を上回ったら買い。
- あるいは直近の底値を次の底値が切り上げたら買い。
そして売る場合も、
- 直近の高値が、一つ前の高値を上回れなかったら、下落トレンド入りを疑って売り準備を始める。
- あるいは直近の安値が、一つ前の安値より下がったら、売る。
これはトレンドを見極めるためのルールであり、「上がり始めたら買い、下がり始めたら売る」という初心者にはわかりやすい株売買の方法だ。
トレンドフォロー株売買法 買い付け
トレンドフォロー株投資法は、株価が上がれば買い、下がれば売るという売買法だ。
なので上昇局面なら、どこで買いに入っても構わないが、それには条件が一つだけある。
トレンドフォローで重要なのは、ロスカットライン(損切り)を守ることで、ロスカットラインまで落ちた時の損失を計算し、それを覚悟できたなら買いに入れば良い。
たとえば下の日足チャート例で説明すると、最初の買いチャンスは「安値1」と「高値1」の間だ。
この間で買い付けたら、必ず安値1のところで損切りし、株価が安値1まで下がらないウチは、保有し続ける。
トレンドフォロー株売買法の買いサイン
この日足チャートでの2番目の買いチャンスは、安値2と高値2の間で、ロスカットラインは「安値2」になる。
この場合、安値2を割り込まなければ保有続行。
買いチャンス1で買い付けていた場合は、ロスカットラインを「安値2」に引き上げる。
つまり安値1と安値2の間の上昇分は利益確定(予定)にする。
買いチャンス3は、安値3から先で、ロスカットラインはもちろん、安値3になる。
このあたりになると、さすがに高値づかみも警戒が必要だ。
またこの日足チャート例の場合、安値から陽線2本並んだら、次の日に前日終値で買い注文を入れたら買えて、その辺が次の安値になるという風な形になってるから、比較的わかりやすいチャートになっている。
トレンドフォロー株売買法では、こうして安値切り上げを一つのチャンスとして捉えて買いに入り、直近の安値をロスカットラインとして、売る準備をするわけだ。